猫は尿路結石になりやすい動物です。尿路結石は尿のPh値が関係しており、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルバランスが重要!バランスが偏ると結石になる恐れが!カナガンキャットフードは非常に栄養バランスの取れたフードとして人気ですが、カナガンキャットフードのマグネシウム量は?結石を持つ猫に与えても大丈夫?検証しました。

猫にとってマグネシウムとは?

猫にとってマグネシウムは必要な栄養素であり、摂取しなければならない成分です。

しかし、マグネシウムの過剰摂取は、尿路結石などの疾患を引き起こす原因になることがあります。

猫は、この尿路結石になりやすい動物です。

愛猫が尿路結石にならないために、毎日愛猫が口にするキャットフードは、マグネシウム量をしっかり調整しているものを選ぶことが重要です。

一般的な成猫のキャットフードには、マグネシウム量が0.15%以下のものを選ぶのが理想とされています。

猫の尿路結石の原因

猫が尿路結石になる原因は、マグネシウム量だけではありません。

猫の尿路結石は、ストルバイト結石とシュウ酸カルシウム結石の2種類があります。

尿路結石は、尿のPh値が非常に関係しており、ストルバイト結石は、マグネシウムの過剰摂取により尿のPh値がアルカリ性に傾くことで結晶化したもの、シュウ酸カルシウム結石は、カルシウムの過剰摂取により尿のPh値が酸性に傾くことで結晶化したものです。

猫は、その年齢によってマグネシウムとカルシウムが結晶化しやすいpH値が異なります。

マグネシウム由来のストルバイト結石は、1歳から6歳までの成猫期の猫が、カルシウム由来のシュウ酸カルシウム結石は、7歳からの高齢期の猫がなりやすいとされています。

愛猫が尿路結石にならないようにするためには、マグネシウムとカルシウムの過剰摂取に注意し、さらにはミネラルバランスを調整してあげることが重要になります。

そして、尿のpH値を愛猫の年齢に応じてコントロールしてあげることも大切なのです。

尿路結石の猫にカナガンキャットフードは?

カナガンキャットフードに含まれるミネラルの数値を見てみます。

マグネシウムは0.09%、ナトリウムは0.36%、カルシウムは1.58%、リンは1.40%、カリウムは0.64%です。

カナガンキャットフードに含まれるマグネシウム量は0.09%ですので、基準値0.15%以下となっています。

猫が尿のPh値を正常に保つための理想的な比率は、マグネシウム1に対しカルシウムは2~3と言われています。

カナガンキャットフードのマグネシウムとカルシウムの比率を見てみると、マグネシウム0.09に対しカルシウムが1.58、これはマグネシウム量のおよそ17倍ものカルシウムが含まれている計算になります。

また、猫が尿のPh値を正常に保つための理想的な比率は、マグネシウム1に対しリンは0.6~0.75と言われています。

カナガンキャットフードのマグネシウムとリンの比率を見てみると、マグネシウム0.09に対しリンが1.4、これはマグネシウム量のおよそ15倍ものリンが含まれている計算になります。

カナガンキャットフードは、マグネシウム量だけを見ると尿路結石疾患の猫に配慮した数値となっています。

しかし、マグネシウム以外にも尿のPh値を正常に保つために重要なカルシウムやリンの数値は、尿路結石の猫にはとても負担の多い量となっています。

尿路結石を患っている愛猫には、カナガンキャットフードを与えることはやめておいた方がいいでしょう。